実際に使用して染まり方・色持ちを検証した白髪染めヘアカラーの比較です。
(クリームタイプ)
白髪染めヘアカラー 比較表
使用色は全てブラウンで統一しています。
商品画像 | 商品名 | おすすめ度 | 白髪50% | 白髪100% | 価格 | 色持ち | におい | 刺激臭 | pH | カラー | 放置時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マテリアG | 5.0 |
500 | 4 | 214 | 中 | 9.5 | 84色 | 30分 | |||
ベネフィーク ヘアカラー | 4.9 |
1,716 | 4 | 256 | 弱 | 9.9 | 10色 | 約30分 | |||
ウエラトーン2+1クリームタイプ | 4.8 |
1,412 | 3 | 259 | 中 | 9.3 | 24色 | 20~30分 | |||
ロレアルパリ エクセランスNクリーム | 4.6 |
1,470 | 3 | 140 | 弱 | 9.6 | 18色 | 25~30分 | |||
サロンドプロ ザ・クリームヘアカラー | 4.5 |
1,019 | 4 | 41 | 弱 | 9.8 | 14色 | 15分 | |||
サロンドプロ 無香料ヘアカラー早染めクリーム | 4.5 |
478 | 4 | 50 | 弱 | 9.6 | 18色 | 15分 | |||
シュワルツコフ カラースペシャリスト | 4.4 |
6,680 | 3 | 142 | 弱 | 9.7 | 9色 | 20分 | |||
パオン エッセンスリッチクリーム | 4.3 |
395 | 3 | 300 | 弱 | 9.2 | 9色 | 10分 | |||
クレオディーテ ヘアカラー | 4.2 |
1,987 | 4 | 177 | 弱 | 10 | 12色 | 20分 | |||
ビゲン 香りのヘアカラー | 4.1 |
528 | 3 | 110 | 弱 | 9.6 | 16色 | 約15分 | |||
リクイール エッセンスグローカラー | 4.0 |
1,584 | 3 | 436 | 強 | 9.7 | 10色 | 約20分 | |||
ブローネ シャイニングヘアカラー | 4.0 |
2,980 | 2 | 279 | 強 | 9.6 | 7色 | 20~30分,リタッチ10分 | |||
ウエラトーン ハイテッククリームタイプ | 3.9 |
(生産終了) | 3 | 255 | 強 | 9.3 | 11色 | 20~30分 | |||
シンプロ ワンタッチ無香料ヘアカラー | 3.8 |
(生産終了) | 3 | 68 | 弱 | 9.9 | 10色 | 15分 | |||
エビータトリートメントヘアカラーN | 3.6 |
768 | 3 | 68 | 弱 | 9.9 | 8色 | 約15分 | |||
パオンゴールド | 3.5 |
1,450 | 1 | 119 | 弱 | 9.7 | 7色 | 20分 | |||
ヴォーニュ ヘアカラー | 3.4 |
1,485 | 3 | 189 | 中 | 9.5 | 7色 | 約20分 | |||
サイオス オレオクリーム | 3.2 |
572 | 3 | 293 | 中 | 9.8 | 11色 | 10~20分 | |||
パオン クリームカラー | 3.1 |
414 | 2 | 326 | 強 | 9.8 | 9色 | 20~30分(色により) | |||
ティアラ クリームヘアカラー | 3.0 |
715 | 1 | 453 | 強 | 9.5 | 6色 | 10分 | |||
ブローネ ワンプッシュカラー | 3.0 |
720 | 1 | 113 | 弱 | 9.5 | 10色 | 15分 | |||
サイオス ヘアカラークリーム | 2.7 |
494 | 2 | 100 | 弱 | 9.5 | 14色 | 10~20分 | |||
ディオーサ クリーム | 2.6 |
2,640 | 1 | 8 | 弱 | 9.7 | 10色 | 10分 | |||
ビゲン クリームトーン | 2.3 |
548 | 1 | 154 | 弱 | 10.4 | 11色 | 30分 | |||
ビゲン スピーディーカラー | 2.0 |
- | 1 | 25 | 弱 | 9.8 | 7色 | 約10分 | |||
シエロ ヘアカラー EX クリーム | 1.8 |
571 | 1 | 51 | 弱 | 9.2 | 18色 | 約15分 | |||
ブローネ らく塗艶カラー | 1.7 |
26,276 | 1 | 244 | 強 | 9.5 | 9色 | 15分 | |||
ブローネ 香りと艶カラー | 1.7 |
440 | 1 | 334 | 弱 | 9.8 | 11色 | 15分 | |||
ブローネ クリームヘアカラー | 1.0 |
415 | 1 | 505 | 強 | 9.7 | 6色 | 約15分,リタッチ約10分 |
目的・特徴で選ぶ
評価項目
□ 染まりやすさ
□ 色持ち
□ 匂いの強さ(刺激臭)
□ 使用前後のダメージ
⇒調査の流れ
あとはpHとかタオルへの色移りとかも調べています。
白髪染めの選び方のコツ
選ぶ時に気を付ける事は?
白髪が少ない方は
色【ブラウン】とあっても、黒髪が素直にブラウンになるのは難しいと思って下さい。
白髪染めはヘアカラーと違って、黒髪を明るくするのは苦手なので、
希望の色より一つは上の明るさを選んだ方が無難です。
おすすめのメーカーってある?
沢山調べてきましたが、メーカーで言えば
□ サロンドプロ(ダリヤ)
□ 資生堂
□ ウエラ
この3つ。
サロンドプロ・資生堂(ベネフィーク)は特に良く染まるタイプです。
ちなみに、サロンドプロとブローネを比べると
こんだけ濃さに差が出ます。
当然ですが、色はどちらも【ブラウン】です。
(上がブローネ、下がサロンドプロ)
逆に、濃く染まるので明るくしたい人は色選択に注意。
ちなみにベネフィークはもっと濃く、仕上がりの質感が非常に良いです。
ウエラは素直な色味で失敗しにくいタイプ。
逆におすすめしないメーカーは?
花王(ブローネ)。
クサイ・染まらない・色持ち悪い。
3重苦です。
唯一シャイニングが優秀ですが、総じてよろしくない結果でした。
ツンとした刺激臭が苦手。いいのある?
別記事で書いてますので、そちらを参考に。
機器を使って、匂いの無さを調べてます。
⇒匂わない白髪染めランキング
色を長持ちさせるために
石鹸シャンプーだけはやめておけ
色持ちに関してはこれが一番!みたいに全部は調べられないので、
絶対にこれ!とは言いませんが
石鹸シャンプーだけは色落ちがメッチャ早くなります。
A:高級アルコール系(市販の)
B:石鹸シャンプー
C:アミノ酸系(いいヤツ)
別にディスりたい訳じゃないんで、シャンプー名は伏せます。
同じ白髪染めを使って、10回程シャンプーして色落ち実験しましたが
石鹸シャンプーは色落ちが特に速い。
一気に乾いた色になります。
今回使ったCのアミノ酸系シャンプーはヘマチン入りの使ってるんで
まぁズルいと言えばズルいんですが。
アミノ酸だろうと、高級アルコール系だろうと、そこまで強くは言いませんが
「色持ち」という視点で考えると石鹸シャンプーだけは避けてください。
明らかに色落ちが速くなります。
やっぱり市販の白髪染めは傷む?
実際に調べました
市販の白髪染めの使用前後のキューティクル画像を撮って、
どんぐらい傷むかをチェックしてみました。
⇒キューティクルダメージ検証
当たり前ですが傷みます
でも、一つだけ。
傷むのは確実ではあるんですが…
言われてる程ではない。
よく、市販の白髪染めを一回しただけで
こんなに傷みます!
う、うわぁ~市販の白髪染めは危険だぁ~。おしまいだぁ~。
みたいに煽るトコありますが…
白髪染め1回でここまで痛めつけるの、逆に無理だと思います。
これ、比較が白髪染め1回後とかじゃなくブリーチとか
かなり傷んだキューティクル出して比較対象にしてるだけです。
市販の白髪染めを使った時のダメージ
実際に、市販されてる白髪染めを使って
使用前後のキューティクル画像を撮影した結果が…
こんなんばっかり。
変化少なすぎて焦ったくらいです。
(ちなみにこの画像はロレアルパリ使用時)
ヘアカラーのダメージはブリーチ力が大きいので、
ブリーチ力の強くない白髪染めは、一回使っただけじゃデカいダメージは入りません。
ただ、ブリーチまで行くと話が変わります。
12レベルってトコですかね。
このブリーチしたのも使用前後を撮りましたが
穴がボコボコと。
で、これをほったらかすと、さっきみたいのになります。
なので、市販の白髪染めは、散々あぶねぇ、質が悪い、傷む傷む言われてますが、
市販がどうというより、どんだけ明るくするかの方が影響するよ!という話です。
白髪染め一回でキューティクルがボロボロってのは中々無いと思います。
(特にブラウン程度では)
まぁ、ヘアカラーなのでダメージはありますし、
手触りは明らかに落ちますけどね…。
ダメージ少なく染めたい場合、カラートリートメントって手もあります。
⇒カラートリートメント比較表
カラトリは黒髪を明るく出来ないので、人を選びますが。
希望に応じて選んでください。
ヘアカラーと白髪染めの違い
違いはブリーチ力と染料の量
ヘアカラーで白髪を染めていいの?という話が出るので、書いておきます。
ちなみに左がヘアカラー・右が白髪染めです。
これを
実際にどうなるのか、染めて行きます。
こうなります。
ヘアカラーは白髪にあまり色が入らず、
白髪染めは白髪にしっかり色が入ります。
これが染料の差。
黒髪に対しては、ヘアカラーはある程度ブラウンに。
白髪染めはほとんど黒いまんま。
これがブリーチ力の差。
こんな感じですね。
色が入る量と、黒髪を明るくするブリーチ力に差があります。
まとめ
⇒黒髪を明るくするのが得意で、白髪に色を入れるのが苦手。
□ 白髪染め
⇒白髪に色を入れるのが得意で、黒髪を明るくするのが苦手。
白髪染めは、白髪に色を入れるために染料が多いからブリーチもされてるけど、
色も多く入るから明るくするのは苦手。
という感じですかね。
ヘアカラーはこれの逆です。
ちゃんと白髪を染めたい場合は「白髪染め」を選んでください。
泡カラーは良くない・傷むってホント?
「泡」が悪いというより
結果としては傷みやすくなります。
ただ「泡」が悪い、物としてどうこうというよりも
染めなくていい部分まで絶対に染める事になってしまう。
この影響が大きいです。
泡カラーは「使う=全体染め」なので、部分染め・リタッチが不可能です。
伸びるたびに、毎回泡カラーで染めると髪はこんな感じ。
右が髪が伸びる毎に、毎回泡カラーをしてる人想定。
想定と言うか、実際にこう染めてます。
ブリーチしてみると、どうなってるかわかりやすいんですが
下に行くほどダメージが大きくなってます。
(それだけヘアカラーしてるため)
あと、白髪染めは使うたびに色がどんどん入るので、
毎回泡カラーで染めると、毛先に行くほど暗くなりがち。
「泡カラーが悪い」というより「必要ない部分まで確実に染めてしまう」
これがよろしくないという事です。
結局泡カラーはダメ?
状況次第
ミディアム~ロングの方が、毎回泡カラーで染めるのはキッツイです。
髪のダメージは蓄積していくので。
うーん、前染めたけど、もう白髪が生えてきたなぁ…
さて泡カラー、泡カラーっと。
毛先「ひ、ひぇ~、無理です~」
こうなります。
(何度もヘアカラーをする事になるため)
ですので
□ 最初の1回だけ
□ ショートの人
この2つに当てはまる人限定です。
初めての白髪染めなら、泡カラーでも大丈夫です。
ショートは単純ですね。
傷んだ部分を切るスパンが短いためです。
塗りやすいので、ロングだからこそ使いたくなるのはわかるんですが、
毎回泡カラーはマズイよ…というお話でした。