ウーノがこの夏新たに出したオールインワン化粧水、その名も「UVパーフェクションジェル」。
名前やCMからも紫外線、日焼け対策が加えられているのは容易に想像できますが、それ以外はクリームパーフェクションと同じなんでしょうか?
気になったので調査しました。
先に言っとくと、この二つ似てるのは見た目だけで全然別物ですよ。
保湿力
ではいつもの保湿力試験の結果比較から。
保湿力はクリームパーフェクションの方が上ですね。
クリームパーフェクションは平均値程度の保湿力ですね。
対してUVは平均を下回っています。
詳しくは後述しますがUVの方はさっぱり感がとっても強くて保湿はそこまで重点を置いてないようです。
パッケージにもこう書いてありますしね。
■COOL
ちなみにクリームパーフェクションは■MILDらしいです、もしかして■HOTもそのうち出るのかな??
でもHOTな化粧水ってなんでしょう、温感系ですかね。
化粧水では温感って見たことないような…この冬の資生堂に注目ですね。
クリームパーフェクションはこの価格帯にしてはなかなかの保湿力です。
UVパーフェクションは保湿力に関しては一歩、二歩及ばずってところですね。
べたつかなさ
べたつかなさに関しては似たり寄ったりですが、実際に使った感じは若干UVパーフェクションの方がいいですね。
肌につけた感じがさらっとしてます、メントールとかエタノールがよくきいているのもさっぱり感に一役買ってそうです。
クリームパーフェクションはもともとべたつく化粧水ですのでまぁここはUVの方がいいですかね。
ただウーノのどちらにも言える特徴なんですが最初べたついてもしばらくたって馴染むとなかなかさらさらになります。
これがオイルコントロールパウダーとやらの力なんですかね。
もちっとしちゃうのが苦手な方にはこういうのいいですよね。
使用感
いやぁ、UVパーフェクションがすごいんですよ。
クリームパーフェクションは先に使ってたんで似たような感じかなと思うじゃないですか。
冒頭にも述べたように全然違うんですよ。
UVパーフェクションはつけた瞬間粘膜がやられます。
汗拭きシートとか使ったことありますかね、あれで顔とか目の近くとかふくと涙でちゃったりするじゃないですか。
それぐらいだと思っていただいて結構です。
この刺激の強さはウルオス以上ですね。
スーっとしてひりひりして目にしみます。
肌が弱い方には論外の化粧水と言えると思います。
正直私は肌があんまり強くないので厳しいですね。
どうしても日焼け止めと化粧水を一つにしたい方以外にはあまりおすすめできないです。
コンセプトはわかりますし、実際便利だとは思うんですけどね。
なんでこんなに刺激を強くしたのか…
ただUVパーフェクションは全身用でもありますので、肌に合わなかった方は身体用の日焼け止めとして使えるかもしれません。
クリームパーフェクションは刺激という意味ではそんなに強くないので大丈夫かと思います。
市販のメンズ向けオールインワンはだいたいエタノールとかメントールとかそのへんが多かれ少なかれきいてるものが多いんですけど、クリームパーフェクションはその中でも刺激がマイルドな方だとは思います。
容器はどっちも一緒ですね。
ジャータイプは正直衛生的にも使い勝手的にもあまり好きでは無いです。
中身は結構違いますね。
テクスチャはUVパーフェクションの方がよりクリームっぽく固めですね。
そのせいもあってかノビもいまひとつですね。そしてしっかり伸ばさないと色が残ります。
(左がUVパーフェクション、右がクリームパーフェクション)
違う話になっちゃいますけどUVパーフェクションの青色は青色1号なんですね、そういうのが気になる方は避けましょう。
というか避けられる可能性もあるのにわざわざ青くする必要はあったのだろうか。
ニオイはどっちも強いです。
香料は同じなのかな?どちらもパッケージで「シトラスグリーンの香り」と言ってますね。
そもそもこの香り自体強めでイマイチなのにUVパーフェクションはそこにエタノールメントールのすっきりコンビを加えてますからね。
顔につけた時の刺激は本当に強いです。
この辺の市販品は無香タイプって無いんですよね、あってもいいと思うんですけどね。
コスパ
価格は100円程度UVパーフェクションが高く、内容量は10g少ない。
比重がどうなってるかわからないのでちょっと曖昧ですが、若干UVパーフェクションの方が高いって感じですね。
まぁこの二つに関してはコスパは大差ないレベルですね。
化粧品と医薬部外品
あとパッケージを眺めていて気付いたのはUVパーフェクションジェルは「医薬部外品」だってことです。
ちなみにパーフェクションジェルはただの「化粧品」に分類されます。
医薬部外品ってなんぞや?薬なの?なんなの?って話ですよね。
「医薬部外品」とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。[治療]というよりは[防止・衛生]を目的に作られています。
「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」「皮膚の殺菌」など、効果のある有効成分が配合されているのでその効果を訴求できます。また「薬用」とは「医薬部外品」で認められている表示ですので「薬用=医薬部外品」となります。
「化粧品」とは、医薬部外品と比較してもさらに効能・効果が緩和で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品です。
医薬部外品に認められている「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの効能・効果は認可されていないので、パッケージなどで表現することはできません。
こんなんです。細かい違いが気になる方は各自お勉強してください。
医薬部外品についてわかりやすく言うと「医薬部外品は〇〇に効果があることを国が認めた成分が入ってます」ってことです。
これの場合はm-トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが有効成分です。
何に効くかというと、m-トラネキサム酸は肌荒れ防止及びメラニン抑制シミ・ソバカス防止、グリチルリチン酸ジカリウムはニキビ、かみそり負け防止です。
その成分の効果は国も認めていますよ!って話です。
じゃあ化粧品より医薬部外品のほうがいいものなの?って話ですが、それは一概には言えません。
単純な話、有効成分が+として働くのはいいとして、それ以外の成分と合わせてトータルで+とは限らないからです。
当たり前っちゃ当たり前ですね。
結局のところ普通の化粧品と同じで各人の肌に合っているかの方が重要って話です。
もちろん肌の悩みが有効成分の効能に一致しているならそれは肌に合ってるってことですね。
結論!
どうしても日焼け止めも一緒に済ませたい!
という方以外はクリームパーフェクションを選んだ方が無難でしょう。
UVパーフェクションはいかんせん刺激が強すぎて合わない方が多いんじゃないかと思います。
特に肌が弱い方は絶対避けた方がいいですね。
※オキシー、ウルオス等他の市販品と比較した記事はこちらです。