フケの原因
ひとくちにフケの原因と言っても、食生活や紫外線、染髪薬品等など細かく言えば色々あるんですが、根本の原因は一つです。
頭皮は体のなかでも、特に皮脂の分泌が盛んな部位です。さらに、頭皮には皮脂や汗などを栄養とするマラセチア菌という皮膚常在菌がいます。ほどよい皮脂は頭皮に潤いをもたらし、マラセチア菌は雑菌や細菌の侵入を防いで頭皮の健康を守ってくれています。
ところが、何らかの理由で皮脂やマラセチア菌のバランスが悪くなり、多すぎたり少なすぎたりすると、頭皮のターンオーバーが崩れ、角質が大量に剥がれ落ちる「ふけ症」と呼ばれる状態になるのです。
ふけ・頭のかゆみの症状・原因|くすりと健康の情報局
ざっくり言うとフケは皮脂と菌のバランスが悪くなって発生するということです。
じゃあどういうシャンプーを使えばいいの?という話ですよね。
フケ・かゆみ対策のポイントは二つ。
・頭皮のタイプに合った洗浄力を選ぶ(オイリー肌、乾燥肌等)
・抗菌、殺菌作用のあるものを選ぶ
これだけです。
ここではこの二つのポイントに加え、成分の刺激性等も含めてフケ対策シャンプーとしておすすめのものを紹介します。
コラージュフルフルプレミアムシャンプー
徹底的にフケ対策を考えているシャンプー。
やはりフケ・かゆみ対策のシャンプーといえばフルフルですね。
有効成分であるピロクトンオラミンとミコナゾール硝酸塩はどちらの成分も強殺菌力で特に真菌に対して強い効果があります。
フケに悩む方のおよそ6割程度が脂漏性皮膚炎によるものだそうですが、真菌は皮脂と合わさって脂漏性皮膚炎の原因になるものです。
つまり真菌による脂漏性皮膚炎が原因のフケ対策に特化したのがこれってことです。
洗浄剤と有効成分以外の目立った成分はお茶のエキスぐらいでしょうか。
殺菌効果と合わせて頭皮臭の軽減狙えます。
このニオイの軽減、ここではオマケみたいに書いてますが公式ページ的にはむしろこっち推しですね。
全体としては非常にシンプルな構成です。
洗浄力の強さ的には普通肌向けですね。
アミノ酸系の洗浄剤で構成されているので、界面活性剤による刺激は抑えられています。
皮脂を落としすぎても落とせな過ぎてもフケやかゆみの原因になり得るので頭皮に合った洗浄力というのは非常に大事ですよ。
■コラージュフルフルプレミアムシャンプー まとめ
- 洗浄力は普通肌向け。
- 真菌特化でフケ対策万全。
- 洗浄剤はアミノ酸系でマイルド。
スカルプD スカルプケアシャンプー
スカルプDも殺菌力が強いのでフケやかゆみ対策のシャンプーとしてもGOODです。
スカルプDの有効成分はピロクトンオラミン、グリチルリチン酸2K、サリチル酸の三つ。
抗菌、抗炎症作用はフケやかゆみの緩和に役立ちます。
フルフルと比較するとエキス類による保湿があるというのはスカルプDの優れている点ですね。
洗浄力は強めなんですが、比較的保湿力があるので、頭皮の乾燥を防げます。
洗浄試験の結果はこの通り。
洗浄力はしっかりありますが、洗浄剤はアミノ酸系の界面活性剤をメインに使用して頭皮への刺激を抑えています。
この点はフルフルと同様ですね。
フルフルの洗浄力では物足りない、でもフケ対策はしっかりしたいという方におすすめです。
■スカルプD スカルプケアシャンプー まとめ
- オイリー肌向けの洗浄力。
- 頭皮にやさしい低刺激な洗浄剤。
- 殺菌と保湿でフケ、かゆみ、頭皮臭を改善。
さらに強い洗浄力がほしい方にはほぼ同じ成分で、同じ特徴を持ちつつも洗浄力を上げたストロングオイリーもおすすめです。
詳細な違いは個別ページでどうぞ。
ウルオス スカルプシャンプー
ウルオスは乾燥肌向けの弱め洗浄力&フケかゆみ対策を両立したシャンプー。
フルフルより洗浄力、殺菌力ともに弱めです。
有効成分はシメン-5-オールとグリチルリチン酸の二つ。
効果は殺菌と抗炎症作用ですね。
そこにアミノ酸系の洗浄剤、その他は防腐剤等のシンプルな構成。
有効成分はメンズスカルプではありふれたものですが、アミノ酸系洗浄剤でここまでマイルドに抑えているのはウルオスしか無かったです。
アミノ酸系で刺激も洗浄力も控えめです。
乾燥肌向けの弱い洗浄力かつフケかゆみ対策の殺菌力がウルオスの特徴です。
■ウルオス スカルプシャンプー まとめ
- 乾燥肌向けのマイルドな洗浄力。
- 有効成分はフケ、かゆみに有効。
最後に
フケかゆみにお悩みの方は頭皮のタイプに応じてこれらのシャンプーを使っていただければきっといいことありますよ。
・普通肌⇒コラージュフルフルプレミアム
・オイリー⇒スカルプD(超オイリーはストロングオイリーも)
・乾燥肌⇒ウルオス