男性向けのフォーム洗顔の
洗浄力・保湿力・成分・使用感を検証し、その中でもおすすめの4つの紹介です。
肌のタイプ別におすすめを紹介していますので洗顔選びの参考にどうぞ。
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目次
- 調査内容
- 1位 オルビス ミスターフェイシャルクレンザー
- 2位 NULL アクネブロックフェイスウォッシュ
- 3位 バルクオム ザフェイスウォッシュ
- 4位 クワトロボタニコ フェイスクレンザー
- 最後に
調査内容
皆さんは洗顔を選ぶ際にどんなことを気にしますか?
当サイトでは洗顔において重要だと考える以下の4要素について洗顔料を調査、比較しました。
◇ 「洗浄力」
◇ 「保湿力」
◇ 「成分」
◇ 「使用感」
おすすめの洗顔を紹介する前に各項目の調査内容について簡単に説明させてもらいます。
洗浄力
洗顔選びにおいて非常に重要なのがこの「洗浄力」です。
ネットで検索してこのサイトにたどりついた方はきっとなにかしら肌の悩みを持っているかと思います。
男性に多い肌の悩みとしてはやはり皮脂過剰による顔のテカリ、べたつき。
そんな方にはオイリーな男性の肌もしっかり洗える洗浄力の強い洗顔が必要です。
洗浄力の調査方法は人工皮脂を塗りつけたガラス板を洗顔の溶液に浸漬して5分間撹拌し、
その皮脂の落ち具合を分析して評価というものです。
ざっくりこんな感じです。
この洗浄試験前後の皮脂を比較して洗浄力を数値化しています。
洗浄力はメントールの清涼感や洗顔時のすべり感等他の要素に邪魔されてしまいやすいので、
実際に使って判断しようとすると結構難しいです。
当サイトではこの洗浄力を試験ではっきりさせることで比較を可能にしました。
保湿力
先ほど挙げた顔のテカリ、べたつきと同様に多い悩みの一つとして肌の乾燥があります。
乾燥が悩みの方はむしろ化粧水等洗顔後のアフターケアの方を調べる方が多いと思いますが、
洗顔料も使うものによってかなり肌のうるおいが変わってきます。
正直私も今回調査するまでこんなに差があると思いませんでしたけどね。
保湿力は洗顔後(タオルドライしてから5分後)の肌の水分量を測定しています。
上の写真にも写ってますがこのモイスチャーチェッカーってやつで測定しています。
下位の方はまぁこんなもんかという感じでしたが、
トップクラスの洗顔は測定するまでもなく肌がもちっとしました。
保湿力は数値の差が明らかに実感できます。
乾燥肌にお悩みの方はこの機会に洗顔も気にしてみていただきたいです。
そしてこれだけ仕上がりが変わることに「おっ!」となってみてほしいです。
成分
化粧品は配合量順に全成分を表示することが義務付けられています。
はっきりした配合量はわからないので単純に比較することは難しいですが、
おおよその傾向を推測することができます。
洗浄力重視なのか、保湿重視なのか、はたまたニキビ対策なのか等々。
また刺激性の高い成分の有無等もわかるので、
敏感肌の方には特に気を付けてほしい部分です。
使用感
まぁこの辺は特に説明するまでもなくそのままです。笑
実際に使ってみて泡立ち、香りの良さ、泡切れのよさ、刺激感等々感じたことから比較評価しています。
実際に使ってみていい気分になれるか、ここは主観が入ってしまいますが
洗顔だけではなく世に流通する”商品”として非常に重要なポイントですよね。
前置きが長くなりましたが何を言いたいかと言うと、
この記事は色んな観点から色んなことを考えて調査した結果なんですよってことです。
ようやっとここからがおすすめ商品の紹介です、どうぞご観覧ください。
1位 オルビス ミスターフェイシャルクレンザー
洗浄力 | 84.9% |
肌タイプ | オイリー肌・敏感肌向け |
メーカーPR | ・炭×泥の濃密泡洗顔で、頑固な汚れもごっそりオフ。スッキリすべすべ肌に! ・メントール不使用、無香料のため、メントールや香りが苦手な男性にもオススメ! |
男の皮脂もしっかり落とす洗浄力
洗浄力試験結果は全洗顔の中で1位でした。
メンズ向けの洗顔は洗浄力を出すために石けん成分を洗浄剤として使用しているものが多い中、
御多分にもれずこの洗顔もメインの洗浄剤は石けんです。
ノニオン界面活性剤と泥&炭が洗浄力をさらにフォロー。
メンズ向け洗顔でやはり重要なのはしっかり汚れを落とせるかという点。
オイリーな男性の皮脂もしっかり落とせるのがこの洗顔です。
洗浄力が高いということで脂落としすぎでかさついちゃうんじゃない?
と思われるかもしれませんがオルビスは保湿もそこそこいけてます。
平均値以上の保湿力。
保湿重視の洗顔には負けますけどそんじょそこらの洗顔には負けません。
しっかり洗えるけど肌はつっぱらないというのがオルビスの一番の強みですね。
余計な成分はなし
この成分表を見ていただいたらおわかりいただけると思うんですけどまず成分数がとても少ない。
とてもシンプルな処方になってます。
余計なものが無く刺激性の高い成分も無いということで敏感肌の方にも〇。
洗浄力高いものは刺激性も高いものが多いですが、オルビスは大丈夫です。
グリチルリチン酸はよく薬用化粧品に使われている成分で抗炎症の作用があります。
洗顔だとニキビや肌荒れの改善に効果ありと言う有難い成分。
カミソリ負け対策にもOKです。
オルビス ミスターフェイシャルクレンザーまとめ
- オイリー肌もしっかり洗えてつっぱったりしない。
- 厳選されたシンプルな処方で敏感肌の方にもおすすめ。
- グリチルリチン酸2Kでニキビ・肌荒れ対策にも〇。
公式で購入する際
公式とAmazonで単品の価格は同じ。
どちらも送料無料ですが、公式ではお得なセットでお試しができます。
単品だとそれぞれ1500円前後しますが、このセットは化粧水も洗顔も3週間分入って980円とお安く試せるセットとなってます。
泡立てネットにパウチケースまでついているのでさらにお得、旅行や出張用にもありです。
オルビスの化粧水も男性向けにおすすめできるいい商品なので興味のある方はこの機会にあわせて試していただきたいです。
2位 NULL アクネブロックフェイスウォッシュ
洗浄力 | 79.3% |
肌タイプ | オイリー肌・普通肌・ニキビ肌向け |
メーカーPR | ・ニキビ・肌荒れを徹底ブロック。 ・毛穴の汚れ・黒ずみにしっかり保湿。 |
洗浄力
メンズ洗顔の平均以上、オルビスには少し負けますがやや強めの洗浄力です。
石けん成分ですが洗浄力強いラウリン酸抜きでここまでの洗浄力を出しているのはいいですね。
ラウリン酸は洗浄力も高く泡立ちもいいんですが、石けん成分の中では比較的に刺激性があるほうなので
ラウリン酸をあえて入れていないというのは刺激抑制を考えてでしょう。
洗浄力ではオルビスに負けてますが保湿はNULLに軍配があがります。
NULLは洗いあがりが明らかにしっとりしています。
オルビスはつっぱらない、かさつかないという程度ですがNULLははっきりしっとりです。
肌の乾燥に悩んでいる方にはとてもいい洗顔です。
成分
その他成分:精製水、ミリスチン酸、濃グリセリン、パルミチン酸、水酸化カリウム、ステアリン酸、親油型モノステアリン酸グリセリル、香料、1,3-ブチレングリコール、アロエエキス(2)、イチョウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、カモミラエキス(1)、サボンソウエキス、ハチミツ、セイヨウサンザシエキス、セージエキス、ハマメリスエキス、水溶性コラーゲン(F)、アーティチョークエキス、ウメ果実エキス、セイヨウナシ果汁発酵液、天然ビタミンE、アンズ果汁、ダイズエキス、ハトムギ発酵液、チャエキス(1)、キウイエキス、グリコール酸、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン
まずこの洗顔の大きな特徴としては薬用だということです。
有効成分はグリチルリチン酸2K、オルビスの方でも説明しましたがニキビ・肌荒れに効果がある成分です。
あれ?オルビスにも入ってたけどあっちは薬用じゃなくない?
とお気づきになった方、いい質問ですね。
有効成分(薬用)となる場合とならない場合の違いですが、薬用は配合量が決まっています。
例えばこの洗顔料の場合、有効成分をグリチルリチン酸2Kとして薬用にするためには0.05~0.4%の配合量にしなくてはなりません。
その配合量の範囲内であることを国が承認したうえで薬用として販売することができます。
薬用ではない場合の配合量は上限はあるものの下限が無いのでどれだけ入っているかがわかりません。
詰まる所、上述した効果を確実に発揮する濃度があるということの証明が薬用の名称と言うわけですね。
実際の配合量はだいたいどこのメーカーも公表していないので一概にどの商品の配合量が多いとかはわからないんですけどね。
長くなりましたがNULLはちゃんとニキビ・肌荒れに効果がありますよ!
という話です。
で、そのほかの成分に目をやると保湿成分が多いことにお気づき頂けるでしょう。
オルビスは非常にシンプルで保湿成分も基本の3種ですが、
NULLはセラミド、コラーゲン、ハチミツ、植物エキスetc。
なんと20種類以上もの保湿成分が入っています。
特にセラミドやコラーゲンあたりは効果が高いですね。
NULLは洗浄力、保湿力、ニキビ(炎症)対策とどれも高いレベルでまとまったオールマイティな洗顔です。
NULL アクネブロックフェイスウォッシュ まとめ
- しっかり洗浄力にトップクラスの保湿力。
- 有効成分のグリチルリチン酸2Kでニキビ(炎症)対策もばっちり。
- 死角のない万能洗顔料。
3位 バルクオム ザフェイスウォッシュ
洗浄力 | 59.1% |
肌タイプ | 乾燥肌向け |
メーカーPR | ・栃木県鹿沼市の“クレイミネラルズ”と“ベントナイト”が不要な汚れや余分な皮脂のみを吸着洗浄しつつ、肌に必要なうるおい成分は残します。 ・“復活の木”や“黄金まゆ”など、乾燥を防ぐ美容成分が潤いのベールを作り、つっぱりにくい使用感を生み出します。 |
洗浄力は最低!つまりマイルド!
はい、毎度の洗浄力試験結果です。
ビリなんですよ。
とりあえず続けて保湿力試験結果をご覧ください。
1位です。
もうおわかりですね。
バルクオムはマイルドな洗浄力、高い保湿力がウリの完全な乾燥肌向け洗顔です。
メンズよりも女性向け洗顔のイメージですね。
上位二つはどちらも洗浄力強い方でしたが、バルクオムは真逆の個性。
このバルクオムは実際に使うと洗顔後の肌のうるおいにびっくりします。
私は驚きました。
手のひらで顔を触ると肌がきゅってなるんですよ。
本当に乾燥で悩んでいる方には一度使ってもらいたいです。
もちろん化粧水等のアフターケアも大事ですが、洗顔でもここまで変わるっていうことをバルクオムは実感させてくれますよ。
オイリー肌の方には物足りない部分がありますが、乾燥肌の方にはうってつけの洗顔となっています。
高級感あふれる成分内容
洗浄剤は石けんメイン、これは普通。
+αで泥系成分、余分な皮脂を吸着してくれます。
保湿成分は数が特別多いわけでは無いですが、なかなか特徴的なものが多く入っています。
リンゴ果実培養細胞エキスはアンチエイジング成分として有名ですね。
加水分解シルク、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、グリセリルグルコシドはどれも肌の親和性が高く、
高い保湿効果が期待できる成分です。
このあたりの成分は期待できる効果は大きいんですが価格も高いのであまり見かけない成分です。
あ、成分上は香料としか書かれていないですけどバルクオムは香りもとても良かったです。
石けんの香りに加えてムスク系と言うか香水のような香り。
ちょっと大人の男という感じの高級で上品な香りです。
バルクオム ザフェイスウォッシュ まとめ
- 非常にマイルドな洗浄力と全洗顔でトップの保湿力。
- こだわりの高級高効果成分。
4位 クワトロボタニコ フェイスクレンザー
洗浄力 | 73.8% |
肌タイプ | 普通肌・乾燥肌向け |
メーカーPR | ・「7種の果実エキス」を配合。古い角質をケアし、つるんとした肌へ。 ・ベルガモット&ローズマリーの香りに包まれる癒しの洗顔タイム。 |
そこそこ洗浄力 高水準の保湿力
そろそろこのグラフも見飽きてきましたね。
洗浄力は並程度!
と言われてもピンとこないでしょう。
メンズビオレとかギャツビーとかあの辺の平均と同程度です。
保湿力は3位。
1位バルクオム、2位NULL、4位オルビス。
保湿力はトップクラスです。
上位3つははっきり洗顔後の保湿を感じられるので本当に一度使ってみてほしいです。
何回も言いますけどこの調査するまでは洗顔でこんなに変わると思いませんでしたよ。
植物エキスにこだわり
これまた石けん+泥系成分。
もはやメンズ洗顔の鉄板な組み合わせです。
サンゴは珍しいですけど、泥成分と同様に多孔質で皮脂や汚れを吸着するという成分です。
そしてこれまたNULLと似ているんですが植物系エキスが多いです。
クワトロボタニコは特に果実系が多いですね、オレンジ、ライム、リンゴ、レモン。
もはやおいしそうなラインナップ。
おいしそうなだけではなくしっかり保湿成分として働いてくれます。
また香料では無くこのエキス類で香りづけしていて、ハーブ&フルーティーないい香りがするのもクワトロボタニコの特徴。
この点はクワトロボタニコの化粧水とかも一緒ですね。
あと防腐剤は入れて無かったりラウリン酸を外していたり刺激性の抑制に気を遣っている点もいいですね。
クワトロボタニコ フェイスクレンザー まとめ
- 低刺激&高保湿力のボタニカルな洗顔料。
- 香料を使用しない爽快感のあるいい香り。
ボタニカルオイルコントロール&フェイスクレンザー
おすすめ度 4.1
洗浄力 | 73.8% | 成分評価 | B |
保湿力 | B |
使用感 | A |
最後に
以上、メンズ洗顔でおすすめの4選でした。
「で、結局どれがいいの?」
ってお思いでしょうか。
一応おすすめ順に順位はつけてますが、
最終的には各自の肌の悩みで選んでもらえたらいいかと思います。
オイリー肌をなんとかしたい方はオルビス。
乾燥肌をなんとかしたい方はバルクオム。
肌荒れに悩んでいる方はNULL。
という感じで選んでもらえればまぁ大丈夫だと思います。
え?クワトロボタニコはって?
そうなんです、特徴が弱いから4位になっちゃったんですよね…
ほどほどの洗浄力で保湿がしっかりしていて刺激性も低い質のいい洗顔なので、
特別な悩みは無いけど市販品より良い洗顔を使いたいという方ですね。長い。