Q. 1回でしっかり染まるって聞いたんですけどおおおお!!??
A. 1回じゃキツいです。
カラートリートメントで染まらないという人が辿り着いたと思いますが、
よくある間違いをわかりやすく伝わるよう、書いていきます。
染まりの濃さは商品次第
当たり前の話ですけど
商品によって染まり方・色味はぜんっぜん変わってきます
この差は多分、思ってる以上に違います。
トップ画像で使っちゃいましたが
↑全てダークブラウンのカラートリートメントで染めた結果です。
※同一条件、濡れた髪に30分×5回使用の染まりの差
まあ、これはほんの一部ですが、
これのどこがダークブラウン?みたいなのも普通にあります。
なので、右から二番目のを使って全然染まらない!ってなっても当たり前なんです。
一口に「ダークブラウン」と言ってもメーカー・商品によって染まりも違えば色味も全然違いますので、
しっかり染めたい場合、しっかり染まる物を使ってください。
メーカーの「1回でしっかり染まる」はあてにならない
↑こんなんです。良く見かけますね。
基本的に信じない方が良いです。
まさしくこの「1回でしっかり染まる」と言ってる物で30分染めた結果
(ちなみにサイオス)
白髪、浮きまくりです。
これのどこがしっかり染まってるんだ…。
しっかりしてくれ。
良く染まるものでも3回くらいは必要ですので、
1回でしっかり染まるものではないと考えておいてください。
放置時間は出来る限り長めに
うちで調べている物は全て、濡れた髪に30分という条件で染めていますが、
推奨の放置時間より長く置いた方が良く染まります。
カラートリートメントの調査をはじめる際、放置時間どうするか悩んで
どのぐらい染まり方が変わるか実験したんですが
・同じカラートリートメント使用(エムズワン)
・濡れた髪に各30分と5分
・その他条件は全て同じ、放置時間のみ変更
全てこうとは言いませんが、差は出やすいです。
必ず30分置けとは言いませんが、
使った時はいつもより湯船につかる時間を長くする、くらいはやってみて下さい。
使う前はノンシリコンシャンプーを使え?
先に言っときますが、気にするだけ無駄です。
この説は良く見かけますが…死ぬ程どうでもいいです。
まさか一回使っただけで、強力にコーティングすると言いたいんですかね?
ヘアカラーのダメージ調査の時、
わざわざ独自にキューティクル画像撮ってますが
この撮影前に使ってるの、シリコーン入りのシャンプーですよ。
(ちなみにパンテーン)
キューティクルが覆い隠されるなんて事はありません。
そもそも、ノンシリコンシャンプーって言っても種類が沢山あるわけで…
やさし~い洗浄力のもあれば、強い洗浄力のもあります。
で、髪の邪魔になるものを落とすために「シリコン」の有無のみで判断しろと?
むしろ皮膜を気にし始めたら皮膜系入ってるの全部アウトなんですが…。
そして何より、あえて触れないようにしてるのか知りませんけど
カラートリートメント自体にシリコン入ってるのが大半ですからね。
カラートリートメント使ってシリコン皮膜してんのに、シャンプーだけノンシリコンかどうか気にしろと?
適切に洗える、髪の汚れをちゃんと落とせるシャンプーなのかどうか気にした方が健全です。
という訳で、シリコンの有無は気にするだけ無駄ですので
お気に入りのシャンプーをお使いください。
あ、でも石鹸シャンプーだけは相性悪く、
メチャクチャ色抜けるので避けてください。
まとめ
□ 商品によって染まり方の差が大きい
□ 1回でしっかり染めるのは難しい
□ 放置時間は出来る限り長めに
□ シャンプーはお好きなのを
簡単に言えば
よく染まるカラートリートメントを使って、長めに放置する。
こんだけです。
この2つが一番デカいので。
あと、うちの調査ではお風呂場での使用想定なので
濡れた髪に使っていますが、乾いた髪の方が染まりやすくなります。
他の要素としては「熱」ですね。
温めたほうが染まりやすくなります。
それでも染まらない時は
条件は満たした!でも染まらない!
という場合は…
諦めましょう。
染まる条件を満たしても染まらない場合、染まりにくい髪質の可能性が高いので、
カラートリートメントにこだわり続ける必要もありません。
(使い方が悪いせいと言われがちですが、染まりにくい髪質はあります)
ジアミンアレルギーでヘアカラーが出来ない場合でも
ヘアマニキュア・ヘナという選択肢もありますからね。
出来れば、良い商品に出会えますよう。
調査データが役に立てば幸いです。