エッセンシャルフラットの違い
クセ・うねりを抑制してくれるシャンプーという事で、
花王さんが出してきた新シリーズ。
どうも違いがわからずどっちを買えばいいのかわからない方が多い様子なので。
- モイスト&モイスト
- ボリュームダウン
この2ラインの違いはなんなのか、共通している部分はなんなのか、
そもそもどんな人におすすめなのか？って所を書いていこうと思います。
成分の差がほとんど無いので、
記事書くのが楽そうだなと思って書き始めたのは内緒。
エッセンシャルflat シャンプー成分の違い
主な違いはカチオンポリマーの量
主な差、というか成分表でわかる唯一の違いがポリクオタニウム-10の量が違う。
という事のみ。
配合されている成分自体は同じです。
このポリクオタニウム-10の量が多いのがボリュームダウン。
量が少ないのがモイスト&モイスト。
この差です。
ポリクオタニウム-10という成分はすすぎの時に滑らかな感触にするために入っている、
いわゆるコンディショニング剤。
シャンプーには大体入っているド定番成分で、
今使っているシャンプーの裏面見るとわかると思いますが、高確率で入ってます。
デメリットとしては、乾燥した後の皮膜としては硬めなので、
入れ過ぎると使うたびに蓄積してしまってごわつくようになる、という弊害がある事。
まぁ、どちらも順番から見て大量に入っているって事はないんですが。
使ってみてもごわつくって事はないですし。
シャンプーのまとめ
大きくは変わりませんが
⇒ボリュームダウン
長期間使っても、ごわつきにくい
⇒モイスト&モイスト
恐らく、口コミ評価が高くなりやすいのはボリュームダウンです。
（使った時のキシみが少ないから）
個人的には蓄積しにくさ・長期間つかってもごわつきにくいという点で
考えるとモイスト&モイストの方がおすすめ。
とは言っても、そんなに変わりません。
エッセンシャルflat トリートメントの違い
トリートメントはヒマワリ種子油の量の違い
こちらも単純。
ヒマワリ種子油の量が多いのがモイスト&モイスト。
少ないのがボリュームダウン。
中身自体は同じで、ヒマワリ種子油の量の違うだけなのも同じ。
ちなみにヒマワリ種子油は柔軟作用が高く、保湿感の強いオイルです。
この辺りの変更で保湿感を出しているのかなと。
でも、やっぱり大差ないと思います。
肝心の「クセ・うねり抑制効果」を実験
一番気になる所と思うので、しっかりやります。
クセ・うねりはどこまで抑えられるのか？の部分です。
という訳で、実験。
あ、言い忘れてましたが
クセ・うねり抑制効果のある成分はシャンプーには入ってません。
トリートメントとセラムのみ。
人毛毛束を2つ用意。
これにそれぞれ
片方はシャンプーのみ、
もう片方はトリートメントまで使用。
ドライヤー後、両毛束に同じようにアイロンを当てていきます。
公式ではアイロン一発当てただけで！？
と言ってますが、今回はどちらも2回当てます。
（毛束なので1回だけだと横に広がっちゃうため）
左がトリートメントまで使った毛束です。
おやおや、予想以上に差が出ましたよ。花王の回し者かな？
ちなみに、公式の出してる画像がコレなんですが
いやアイロン当てたらそりゃこうなるだろってツッコミたかったんですが、
実際に使ってみて見えた差としては
アイロン当ててんだから、当然使わなくてもまっすぐになる。
でも、使うと確かに広がらず・まとまり良くまっすぐになる。
という感じですね。
しっかり差を感じられるくらいには効果はありました。
私は髪に動き出すようにセットするので、この効果いらないんですけどね（笑）
共通している部分とメリット・デメリット
柔らかくする作用が強いため、剛毛・ごわつきやすい髪向け
口コミでも散々言われてますが、
猫っ毛・細い髪質の方は向きにくいタイプです。
ごわつきやすい硬い髪質を
柔らかく・扱いやすくするのがメイン処方。
元々柔らかい髪を柔らかくしても…ね。
クセ・うねり抑制効果はトリートメントとセラムのみ
ときほぐし成分・イソ「ステアリル」グリセリルはシャンプーには入っていません。
シャンプーに入っているのはイソ「デシル」グリセリル。
似てますが、こちらは起泡剤として作用する成分です。
ゆえにクセ・うねり抑制目的で買う方は必ずトリートメントセットで。
公式によるとセラムの方に高配合しているらしいですので、
クセ・うねり抑制目的の方はセラムも一緒に使うといいかもしれません。
洗浄力は強いので皮脂の少ない方は不向き
処方がラウレス硫酸Naベースですので、洗う力は強めです。
（個別レビューで書いていますが、洗浄率は92.2%）
しっかり洗うタイプですので、
皮脂の少ない方が日常的に使うと乾燥しがちな懸念があります。
基本は皮脂の多い、しっかり洗いたい方向けです。
香りにややクセあり、好みは分かれやすいタイプ
従来のエッセンシャルを使っている方だと特にですが、
古典的な甘さのあるフローラル系の香りではありません。
ややクセのある人工的な香りのするフレッシュ系です。
香りが長時間残ったりもしないので大丈夫だとは思いますが、一応。
あ、どっちも香りは同じです。
ダメージケア要素はほぼ皆無
硬く、ごわついた髪をまとまり良く・扱いやすくするのは得意ですが、
その反面ダメージケア・パサつきを抑える要素は弱いです。
使用感の良いシャンプー&トリートメントではありますが、
ダメージが強く、パサついた髪だと評価がひっくり返る可能性があります。
そのまんまパサつくので。
髪のダメージが強く、パサつきで悩んでいる方はあんまり。
結局、どっちがおすすめ？
お好きな方で大丈夫。
使用感とか、仕上がりにもそんなに差がないんですよね…。
実はもう一つ実験をやってまして
人毛ウィッグを使って
左側はモイスト&モイスト。
右側はボリュームダウン。
と分けて使ってみたら差がわかるかなーという事で。
というか差がほとんど無い事がわかるんじゃないかなと思いまして。
結果がコレですからね。
差、わかります？
私の頭でも右側をボリュームダウン、左側をモイスト&モイストと使ってみましたが、
差がわからないくらいには似てました。
どっちも柔らかくてサラサラ。
ただ、個人的なおすすめで良ければ、モイスト&モイストがおすすめです。
成分的には長期間使ってもごわつきにくいのがこっちなので。
ボリュームダウン目的の方だと、まさしく名前の通りボリュームダウンを買いたくなると思うんですが、
モイスト&モイストも結構ボリューム落ちます。
とりあえずは
・剛毛・ごわつきで扱いにくい髪を扱いやすく・まとまりよくするタイプ
・クセ・うねり抑制目的で買う場合は、必ずトリートメントも
この辺りを注意して検討して頂けると、失敗しにくいかなと思います。
特に猫っ毛・柔らかい髪質の方が使って失敗した、って口コミが多いので
柔らかい髪質の方は特にですね。
硬い・剛毛でごわついた髪を柔らかく・扱いやすくしたい
時に使うと気に入りやすいと思います。
シンプルな処方なのにクソほど長くなってすいません…。
